能力主義の時代


古くからあった日本式の社会システムであった一億総中流・護送船団方式・年功序列,そして終身雇用が大きく変わろうとしています。

一億総中流は経済格差拡大の時代となり,護送船団方式から自由競争そして自己責任と時代が移り,現在では年功序列や終身雇用も事実上なく能力主義の時代となりました。学校を卒業後就職した会社に定年まで勤めることが良いとした時代は過去のものとなりつつあります。

能力がある人はより良い条件の職場へと転職し,そうでない人は条件の悪い職場へ追いやられてしまう時代です。 転職は、良いとされてはいませんでした。せっかく就職した会社を辞めるなんて,という考え方です。何か会社であったのではと疑われることすら珍しくありませんでした。終身雇用が当たり前の時代,会社を辞めるということは一大事です。会社のお金に手を付けたのでは,会社で異性とトラブルを起こしたのでは,などと様々な憶測を呼んだものでした。

転職の背景

現在では,状況は一変しました。社風が合わないから,条件が折り合わないからという理由で転職することはまったく珍しいことではありません。以前なら『そんな理由で転職するなんて我慢が足りない』と言われてしまいそうな理由です。

現在の状況が生まれた背景には,企業だけでなく労働者の考え方が大きく変わったことが考えられます。企業は,新卒・中途採用に関係なく能力のある人採用したいと考え,労働者も自分の能力が発揮でき,またその能力を正当に評価してくれる会社であれば転職したいと考えるようになりました。

両者の思惑が一致した結果,現在の転職市場が生まれたのだと思います。

労働者も企業を選ぶ時代

転職情報を検索できるサイトが,たくさんあります。転職サイトと呼ばれるものですが,これらのサイトでよく見かける「適正年収」という言葉です。能力のある人が,その能力を会社は正しく評価しているかどうか考えてみてくださいという問題提起です。会社の評価が,もしかすると一般的な市場ではもっと高く評価されるものかも知れないというわけです。

今後は企業が労働者を選ぶだけでなく,労働者も企業を選ぶ時代になったということなのでしょう。

こんな転職時代において,会社に居続けることだけの価値観ではない,どうすれば最も良いキャリアアップが出来るか,お話したいと思います。

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